イラン旅行記2#6~物売りに注意~

図らずも2年前に行きついた絨毯屋へ

今回は文句。主に商売人とか押しの強い人についてです。イランだと人からよく話しかけられるので急いでいる場合を除いて話を聞いたりしたのですが押しの強い人については途中から冷たく接してもいいのではと思うようになりました。

イスファハーンでNaqsh-e Jahanに行った時のこと。自分の部屋が少し寂しいのでペルシャ絨毯を買いました。そこで会ったドイツ人観光客と広場を歩いていると現地人と思われる人から話しかけられました。曰く、お茶でも飲まないか、と。ドイツ人と話して時間もあるしお茶くらいならいいかとついていきました。道中話をしていると絨毯屋をやっていて叔父が日本語を話す、と言っていました。絨毯屋?日本語?

案の定2年前に来た絨毯屋にたどり着きました。イランではお茶と言ったら熱いお茶が出てくるので冷たい水をもらい話を続けました。するとやはり頼んでもないのに絨毯を広げてくる。私もドイツ人も「買う気はない」、というのですが「それでもいいからこれとこれだとどっちが好き?」と聞いてきます。絨毯の歴史とか仕入先とか作るのにどれくらいかかるのか、とかいろいろ話を続けてきます。

もう別のところで絨毯を1枚買ってしまったのですが少しすると気になる絨毯がありました。シルク製でリバーシブルのものです。お値段€900程。お値段的に話にならないのですが「将来価値が上がる」とか「今はイランリアルが下がってるからこの値段だけど状況が改善されたらもっと高くなるよ」とか「生活が苦しい」とか「日本大好き」とかあの手この手で買わせようとしてきます。

気に入っていたので値段の交渉次第ではもしかしたら買ってしまうかもな、と思っていたのに上のようなセールストークが矢継ぎ早に行われるものなので「欲しいな」という感情が「欲しいのにこの人たちからは買いたくないな」という感情に移っていきました。「そもそもお茶を飲みに来たんだけどな」という事実も頭に浮かびます。

「今日は決められないからまた今度」と言うと「明日明後日は営業していないから今決めてよ」と喰い下がります。「こんな意思決定のプロセスで高級なものを買うことはない」と言うと「何が問題なの?品質の保証書も付けるよ?」等々的外れなことを言ってきたので「買うとしても今日ではない」と言いお店を出ました。買わないと明言した時の店員の態度の変わり具合もすごかったのでやはり買わなくて良かったなと。

営業をする上で次のことが大切だと学びました:
・客に「自分の意思で決断して買った」と思わせること
・客に嫌われないこと
・その時は買わなくてもまた返って来たいと客に思わせること

店を出た後に店員の一人が追いかけて来て「ペルシャ商人は押し売りはしない。よかったらまた来てね」と言ってきました。次回Naqsh-e Jahan Squareに行くことがあってもこの絨毯屋には行かないと思います。Imam Mosqueのすぐ近くにあるFlying Carpet Shopと言うお店です。

それ以外にも親切な人と馴れ馴れしい人が混在しているのでボーダーを引いて基本的には親切に、一線を越えたら距離を置いてサヨナラする、という行動を取るようにしました。

イランに行って一番不快だった経験がこれです。一番不快でこのレベルってイランがいかに素晴らしいかが分かりますね。