再度キエフへ
2019年10月の終わりにキエフで会ったウクライナ人女性と意気投合したので1か月後に再度キエフに行くことにしました。彼女は日中仕事があったので日中に行ったチェルノブイリ博物館とOne Street Museumについて書きます。チェルノブイリ博物館はお勧めです。
11月後半にもなるととにかく寒い
下のスクリーンショットを見ると分かる通り、11月後半のキエフは寒いです。1か月前は寒いと感じなかったのですが体感温度-6℃ともなると参ってしまいます。
2011年11月にバルセロナで買った上着では歯が立ちません。
ジュリャーヌィ国際空港IEV→キエフ市街地へ
とにかく街へ出ようとジュリャーヌィ国際空港(以下IEV)からキエフ市街地へ向かいました。移動手段はバスを使いました。
空港の近くにバス停があるので特に目的地もなくキエフ市街地へ行きたい場合は302番のバスに乗りましょう。バス停に向かうまでにタクシー運転手に声をかけられるでしょうが€10という大金を吹っかけてくるので無視してバス停に歩きましょう。
バス代はUAH7(約32円)でした。タクシーの40分の1の値段。バスに乗ったらすぐに運転手にお金を渡します。
後ろの方の席に座ってしまった場合は前の人にお金を渡せばバケツリレー式にお金を運転手に渡してお釣りを返してくれます。現金は必要なのでない場合は空港等で両替しておきましょう。
チェルノブイリ博物館
Kontraktova Ploshcha駅の近くにあるウクライナ国立チェルノブイリ博物館。1986年のチェルノブイリ原発事故についての展示がされています。
それっぽさの感じない入口
中に入ると福島原発事故についての展示が
入場に当たり発生した料金はUAH120(約545円)でした。システムが少し複雑で、入場料に加えて写真を撮る場合や動画を撮る場合、音声ガイドを付ける場合で追加料金が発生します。
自分の場合は入場料(学生料金UAH12)+写真/動画撮影UAH48+音声ガイドUAH60の料金でUAH120でした。学生でないと断ったのにも関わらず学生料金になりました。
一気に暗い雰囲気になります 原子炉の様子や当時の新聞記事、作業員の様子を映した動画等が展示されています 日本の新聞も 旧ソ連の地図とかチェルノブイリ周辺に住んでいた人の写真
博物館自体はそこまで大きくはないのですが 音声ガイドが非常に充実していたので全部見るのに3~4時間程かかりました。
この事故により、広島と長崎に落とされた原爆の100倍以上の放射線が流出してしまったようです。
10月に行った村にそっくり 奇形の犬。犬でしょうか 講演会のお知らせ 世界各国からこういうものが送られています 自分の野心が優先され気味なのは否めません 稼働している原発や事故のあったところがマークされています 除染作業の絵 除染作業の写真等 こんなキノコは食べるな、という感じでしょうか
これまた暗い気持ちになる博物館ですがお勧めです。
One Street Museum
前述のウクライナ人女性に勧められたので行った Kontraktova Ploshcha駅の近くにある博物館。とにかく寒かったので室内であればどこでもいいと思って入りました。入場料はUAH50(約230円)でした。
主に昔の服とか写真、お金とか看板等々、富裕層の生活様式が分かるようなものが展示されていたのかなと。
説明はウクライナ語もしくはロシア語で英語の説明はありませんでした。
古そうなドレスとか写真、貨幣が展示されています 昔のお金。紙幣がすごくでかい こんな服をよく着てたんですかね キリル文字の醸し出す雰囲気は好きです
別のセクションに行くと、子供が描いた絵を大人が書き直すというコンセプトの展示がありました。これはなかなか面白かったです。
子供が描いた絵(下段)を大人が書く(上段) 子供が書こうとしていたものと一致しているかはさておき面白い試み
ですが正直なところ、わざわざ来るほどの博物館ではないです。
歩いていたら見つけたギャラリー
One Street Museumから聖アンドリュー教会に歩く途中にPsyche Galleryというのを見つけたので入ってみました。
無料なので時間があればという感じですね。
お勧めはチェルノブイリ博物館と戦争博物館
キエフの博物館でのお勧めは今回紹介したチェルノブイリ博物館と、前回紹介した大祖国戦争博物館です。どちらも気分の落ち込む博物館ですがぜひ。
次回はウクライナ人女性に振り回される話です。