タリン:中世、北欧とソ連の入り混じった街
2019年の10月15日夜~10月18日朝までエストニアのタリンに行ってきました。旧市街地を中心に実質2日観光をしたのですが、中世の城、北欧の様な田舎道、ソ連っぽい建物が印象に残りました。街並みは綺麗で、2日もあれば歩いて十分に回れるのでお勧めです。今回は、タリンに行った方法や移動手段、見たものについて書きます。
タリンにはベルリンからRyanairで
タリンにはヨーロッパ旅行経験者にはおなじみのRyanairで行きました。ベルリンのSXF空港から片道€15程という冗談の様な値段でしたが不幸な事故に見舞われることもなく20:00頃に無事に到着しました。
Ryanairのアプリをスマホに入れておけばオンラインチェックイン(飛行機出発の48時間前から2時間前まで可能)後に搭乗券をアプリ上で表示できるようになります。なのでカウンターに並ぶことなくチェックインを済ませて、紙で指を切ることもなく搭乗ゲートまで行くことができました。
※行き先やビザによっては事前にカウンターで搭乗券にスタンプを押してもらう必要があるようなので注意
宿泊場所について:Couchsurfingで確保
タリンでの宿泊場所はCouchsurfingで確保しました。2018年7月にCouchsurfingで知り合い東京を案内した友人がタリンに住んでいたので連絡したところいつでも泊まりに来いとのこと。3年もCouchsurfingをしていると元ゲストにホストしてもらう機会が多くなるのでいいですね。
生憎その友人はビザ更新の都合でベルギーに行く必要が出て来てしまったため直接会うことはできませんでしたが彼の友人経由で家のカギを渡してもらいました。旧市街から6.5km程離れたMustamäeというところでした。
東京で数時間会っただけの人に家のカギを貸せるってすごいですね。
移動手段について:基本徒歩でたまにバス
郊外の様子も見てみたかったので宿泊場所と旧市街の間は基本徒歩で移動しました。こんな街並みを見ながらだと6.5kmくらい簡単に歩けるものです。
バスの乗車券はTallinna Transportの”QR ticket”から購入しました。片道€1で、購入後入力したアドレスにQRコードの載ったメールが届くのでそれをバス内の機械でスキャンして乗ります。
バス内で現金でも乗車券を買うことができるのですが€2なので事前にQRチケットを買っておきましょう。乗車券ナシでバスに乗って捕まると€40の罰金を払うことになります。案外安いですね。
なお、タリン在住の人は無料でバスに乗れるようです。
旧市街の街並み
西側から旧市街に向かうとまずこのチャールズ教会に当たるかと思います。これが見えたら旧市街に入ったと思っていいでしょう。
エストニアと名付けられた変わった形の戦車もあります。
「21のスーツケース」というアート。第二次世界大戦および冷戦中、国を出ざるを得なかったエストニア人に捧げられているようです。
トゥーンペア城。冷戦時はここへの道がコンクリートで塞がれていたようです。
アレクサンドル・ネフスキー大聖堂。トゥーンペア城の向かいにあります。ロシア正教会のような教会ですがそのせいでエストニア人にはあまり好かれていないようです。
この辺りからいかにも旧市街だなという光景が広がります。まずKiek in de Kökこと台所を覗く塔。ゲームオブスローンズ シーズン1 初回の最後のシーンを思い出しました。
こんなところにいたら騎士が馬に乗ってやって来てもおかしくなさそうです。
デンマーク国王の庭園。ゲームオブスローンズを思い出します。
庭園内には大砲もありました。
庭園から少し歩くと、北欧と言われたら信じてしまいそうな広場がありました。
夕方に来るとまた雰囲気が変わります。
夕方のタリン、非常にお勧めです。
現地で会った人に連れて来てもらったカフェ。ここでGlöggと呼ばれるホットワインをごちそうになりました。ありがたい。
この辺りでは中世風の格好をして栗を焼いている人がいました。
無料で綺麗で暖かいので何度もお世話になったトイレ。暖を取るために5分くらいトイレに留まることになるとは思いもしませんでした。
自由の広場。十字架は1918年~1920年の独立戦争の戦没者に捧げられたもの。
向かい側にある聖ヨハネの教会は生憎改装中でした。
タリンで飲んだビール。この他にもRockと言うビールがあり美味しかったので何度か飲みました。一番のお気に入りは右のSaku AntvärkのIPAです。
夜景も素晴らしいので歩いているだけで十分面白いです。
夜の公園。隠れながら静かにお酒を飲んでいる人が何人かいました。
ヴィル・ゲイトという門。旧市街の出入口的な存在でしょうか。夕方から夜が綺麗です。
丘を登ったら辿り着いたところからしばらく夜景を眺めて家に帰りました。
実質2日過ごした後、リーガへ
生憎の天気ではありましたが旧市街を回り非常に満足したので10月18日の朝4時間程バスに乗りリーガへ。バス停は郊外にあったのですが非常にソビエト臭が漂っていました。2019年の写真って感じが全然しません。
出発地であるベルリンが20℃もあったので8℃しかないタリンに着いた時は寒かったのですが街並みは綺麗で、特に中世を感じられる旧市街地は圧巻でした。
10月半ばにもなるともう日が短くなっていましたが夕方にライトアップされた街も綺麗だったのでいい時期だったのかもしれません。
次はリーガについて書きます。