ロシア旅行記#5:サンクトペテルブルク1
~ペテルゴフとほぼヨーロッパな市街地~

朝6時過ぎ サンクトペテルブルクに到着

モスクワ出発から約8時間、サンクトペテルブルクに到着。一見狭く見えた寝台特急ですが特に問題なく寝ることができました。片道8時間と休むのにもちょうど良いのでモスクワ⇔サンクトペテルブルク間の移動は寝台特急がいいですね。片道3000円で移動兼休息ができるのは魅力です。朝早かったのですが友人が駅まで迎えに来てくれたので合流して近くのカフェでベイリーの入ったコーヒーを飲みました。朝からコーヒーに酒を入れてくれるとはロシアっぽい。

センナヤ広場駅の近く。2017年にテロがあったとか
地下鉄。非常に良い

9時頃まで時間をつぶした後、迎えに来てくれた人とは別の人の家に泊まることになっていたのでその人の家に向かいました。この人は2018年の4月に東京でホストした人で日本語も勉強しているとのこと。彼女は仮にOガとしておきましょう。同僚の飼っている犬が鬱になってしまったので精神科医に連れて行った話なんかをした後、仕事に行くというので荷物を置かせてもらい一緒に家を出ました。

ペテルゴフに向かう

その後朝迎えに来てくれた人(仮にKニャと呼びましょう)がペテルゴフに連れて行ってくれるというのでお言葉に甘えて連れて行ってもらいました。Kニャは2018年の7月に東京でホストして一緒に富士山に登った仲です。彼女は朝からお酒を飲める人なのでバルティスキー駅で飲みながら電車を待ちました。

バルティスキー駅。ここからペテルゴフへ
電車が出るまで時間があったので。そういえばKニャは朝から飲める人だった
駅のトイレ。非常にソビエトっぽい
改札。ICカードかチケットのQRをかざして改札を抜けます
電車内。たまにアコーディオンを持った人が演奏しに来ます

ペテルゴフに到着

電車に乗ること40分程。New Peterhof駅に着いたのでそこから歩いてペテルゴフに向かいます。Kニャは何度もペテルゴフに来たことがあるらしく、少し変わった入場方法を知っているとのことなのでそれに従い中に入りました。

棒が大好きで絶対に離さない犬
壁を越えてペテルゴフ内へ
フィンランド湾。向こうはフィンランドでしょうか

元々湿地だったサンクトペテルブルクを開拓したピョートル1世の夏の宮殿と呼ばれるペテルゴフ宮殿。

ペテルゴフ宮殿
宮殿

帰りはフェリーで街まで向かいました。移動時間は30分程でお値段は850ルーブル(1450円程)でした。

帰りは正規の方法でフェリーに乗り街へ

サンクトペテルブルク市街地

19時頃にサンクトペテルブルク市街地に戻って来ました。エルミタージュ美術館のある宮殿広場に行くと音楽の演奏とそれに合わせて踊っている人が目に入って来ました。そういえば8月15日なので終戦記念の何かなのかなと思ったのですが関係なかったようです。というかロシア的にはナチスドイツを倒した5月9日の方を戦勝記念日として祝っているイメージです。あと連合国側もポツダム宣言受諾の8月15日ではなくて降伏文書調印の9月2日を祝うみたいですね。

まあでも音楽をかけたり踊りだしたりするのもわかるような天気でした。

宮殿広場
奥に見えるのはエルミタージュ美術館
エルミタージュ美術館をバックに水を飲む

その後仕事終わりのOガも加わりバーへ。試験官に入ったショット、ビーカーに入ったカクテル、その他の飲み物とシーシャを嗜みしばらく過ごしました。そう言えばOガも結構飲む人だったのを忘れてました。翌日がOガの誕生日でKニャも一日案内してくれたので3人分払うことにしたのですが3000円もしなかったような気がします。

ショットの入った試験管とイェーガーマイスター調のカクテルの入ったビーカー

バーを出た後 t.A.T.uのЯ сошла с умаを道で歌い始めるくらい酔っていたのと、そういえば何も食べていなかったのでKニャの知り合いがやっているケバブ屋へ。ロシアでは(その他地域でも)ケバブをシャワルマと呼ぶようです。注文をすると近くにいた元ロシア軍の人たちに話しかけられたので写真を撮ったりしました。自分のスマホで写真を撮ったのですが連絡先を教えてこなかったので写真はGoogle Photosのどこかに眠っています。

Kニャの知り合いのケバブ屋。ロシアではシャワルマと呼んでいました

注文からしばらくするとシャワルマが運ばれてきました。辛くしてくれと頼んだら翌日体調を崩す程辛くしてくれました。辛い食べ物はあるレベルを超えると刺激物を体内に取り入れるというスポーツになってしまうので加減が難しいですね。

シャワルマ。辛くしてと頼んだら翌日体調を崩す程辛くしてくれました

辛くしてもらい過ぎたことを反省しつつ出された食べ物は食べ切る主義なので完食。そうこうするうちに日付が変わったのでOガの誕生日を祝いつつ彼女の家に戻りました。

サンクトペテルブルクの街並みはヨーロッパのそれに近く、とはいえ地下鉄はモスクワのようにソビエト臭の漂うもので、ロシア正教会の教会も度々見るのでやはりロシアにいるのだな、と思わせられました。

次回は血の上の救世主教会、変わった博物館クンストカメラ、船上パーティー等について書きます。