友人とモスクワで再会 彼女の家へ
昼前に空港で友人と再会できたので彼女の家へ。ヴォイコフスカヤ(Войковская)という駅からすぐ近くにある建物の地下へと案内されました。なんでもこの地下は元々KGBの幹部のために作られたもので、昔は政府関係の建物に繋がる地下鉄と繋がっていたのだとか。中はアリの巣のようになっていてどこに誰がいるのかよくわかりませんでしたが友人を含めアーティストの卵っぽい人達が5-8人程で暮らしているとのこと。それに加えてこの地下は本当は賃貸物件ではないのだけど黙認されているのだとか。すごいなロシア。
道中食したボルシチとブリヌイ。ボルシチはそんなに好きな味ではなかったです。それよりもブリヌイというパンケーキ的なものが非常に美味しくこの旅行中に何度も食べることになりました。肉やチーズが入った塩っぽい味のものも果物の入った甘いものも美味しいのでロシアに行ったら是非。
上のボルシチとブリヌイは300ルーブル(515円程)。英語の話せない店員でしたが「ここは本当にロシアなのか?」と思うほどにこやかに対応されました。
地下鉄で街へ
彼女の家から街へ地下鉄で移動したのですがやはり旧ソ連の匂いがしてワクワクしてしまいました。旧ソ連の匂いなんて知りませんが行けばわかります。 核シェルターとして使うことも想定されていたのではないかと思わせるくらい地下深くに作られた駅や綺麗でかつ少し不気味な装飾等々、行くだけで非常に面白い。
各階ごとに違う線が走っているような作りなので最初は乗り換えに戸惑うかもしれませんが自分の乗りたい線の色を示すサインに従って階を移動すれば問題ないはずです。治安も悪くなさそうで、ベロンベロンに酔った人や明らかにハイだろうというような人も見かけませんでした。
赤の広場へ
そんなこんなで赤の広場へ到着しました。地下鉄を降りるとレーニンとスターリンの仮装をしている人達がいました。何度も見かけたので観光客と写真を撮ってお金をもらっているのでしょう。
中に入るとお土産屋や屋台、プーチンのカレンダーなんかを売っている店が並んでいます。あと左側にグム百貨店という大きい百貨店があります。
そしていよいよ聖ワシリイ大聖堂へ。写真で見ていつも気持ち悪いなと思っていたのですが行ってみると綺麗なもの。
でも今写真で見るとやっぱり気持ち悪い。巨像恐怖症の一種なのかもしれません。現場で見ると何ともないのですがね。
聖ワシリイ大聖堂の中は有料ですが入れます。
広場の外にはレーニン廟がありレーニンの死体を拝むことができるので最終日にここに来ることにしました。実際に生きていた期間よりも死後ここで展示されている期間の方が長いとは不思議ですね。
ゴーリキー公園
その後しばらく歩いてゴーリキー公園へ。でかくてきれいな公園なのですが友人曰くドラッグの売買の拠点になっていて、ドラッグがベンチの裏に貼り付けられたり地面に埋められていることがあるとのこと。それらしいものを探してみようと思ったのですが見つからず、公園内で見たのは家族連れや子供が遊んでいる光景のみでした。彼らも上手くやっているのですね。
トロイツキ―大聖堂
ロシア正教会の大聖堂。友人曰く中に奉られている聖人は死後そのままの状態で今に至るのだとか。レーニン廟と同じ様なことをしているのかなと思ったところ、防腐剤等は使用しておらず、聖人だから時間が経っても腐らないのだとか。
へーすごい。
そういえば長い一日だったので友人宅へ
21時を過ぎ暗くなると妙に疲れていることに気付きました。そういえば昨日の夜に東京を出て以来長い一日だったということを思い出したので友人宅へ戻ることにしました。
家に帰り友人のハウスメイトから冷戦博物館の話を聞いたので翌日行くことにしました。