6時間半のバス旅の後ヤズドに到着
前日深夜にシーラーズを出発して朝6時半頃にヤズドに到着。バスのお値段IRR500,000。2019年7月のレートで€3.5程。金銭感覚がおかしくなりそうですね。バスを降りた瞬間からタクシーの運転手に声を掛けられるのでそれを無視してCouchsurfingのホストの元へ。この人はホステルの経営をしているのですが7月は暑すぎて観光客があまり来ないのでCouchsurfingの利用者には無料で複数人部屋を貸し出しているとか。
ホステルについて
バス停到着から1時間程してホステルに到着。Couchsurfingのホスト兼ホステルのオーナーと話して朝食をごちそうになる。そこにいたスイス人とも話をしてその日のほとんどはこの人と過ごしました。2か月程イランにいるのだとか。見どころが沢山あるのでそれくらいの期間を取って回るのもいいなと思いました。
ちなみにホステルはSilk Road Hotelというところ。無料で泊めさせてもらえてありがたいです。ただ別のホテルに予約をしていたラトビア人観光客がタクシー運転手のミスでこのホテルに辿り着いてしまった時予約の確認もせずにチェックインさせてチェックアウト時にお金を請求していたのはいかがかと。2泊か3泊かはわかりませんが€36くらい取られたと言っていました。こちらはCouchsurfingを使っているから無料だということは黙っておきました。
ヤズドは暑い
話には聞いていたのですがやはりヤズドは暑いです。40℃超えは普通で昼時は店も閉まってしまい軽いゴーストタウン状態になります。夕方になると明かりも点いて活気が出てきます。夕方はすごく綺麗です。
※湿度は低いので日本の夏に慣れているとなんてことはないです。夜は冷房ナシでも普通に寝られます
ヤズドで見たもの:
Amir Chaghmagh Complex
これはよく見るやつですね。ただこれ自体はモスクではなくてただの門のようなものです。来るまでずっとモスクだと思っていました。モスクはこの門の右側にありますがこれを見てしまうとだいぶ小さいものです。
Congregational Mosque (Jameh Mosque)
これまたよく見るやつですね。12世紀に建てられたペルシャ建築のモスクで、イラン一高いモスクだとか。
Dowlat Abad Garden
古い採風塔としては世界で最も高く、換気や地下に水を貯めるために使われていた場所とのこと。
よくわからないスポーツなのかもよくわからないやつ
朝食を共にしたスイス人に誘われて見に行きました。その人も何なのかよくわかっていなかったらしく、見に行くまで自分たちも参加するものなのか、それとも見学するだけのものなのかわかりませんでした。
少額の入場料を支払い中へ。太鼓と鐘で音楽を奏でながら歌ってる人の前に円形のくぼみがありその中で10人くらいの人がひたすら腕立て伏せをしていました。最初の10分はもうずっと腕立て伏せ。キツくなったら立ってその場で横回転しながらジャンプして腕立て伏せに戻る、ということをひたすら10分間。
その後棒を持って振り回し始めました。音楽担当の人はずっと太鼓と鐘をたたきながら歌っています。
その後は入口の写真にあった金属を振って音を鳴らしたり、その横で腕立て伏せを始めたり、棒を振り回したりと何が起きているのかよくわかりませんでした。多分昔の戦闘方法を模したスポーツなのでしょうが初めて見ました。なんだか大変そうなことをしてたな、という感想を持ち外に出ました。
その他
イスファハーンで買いそびれたシルクのリバーシブルの絨毯を優しそうな人から買ったり、Jameh Mosqueの中の本屋の人と2時間くらい話をしたり、貯水槽やSaadiが勉強しに来ていた場所を見に行ったりしました。後は同じホステルに来ていた家族連れのドイツ人男性の数学の知識があまりにも乏しいので呆れたりしていました。子供の算数の宿題の手伝いをしていたのですがあまりに頓珍漢なことを言い出すので周りが止めに入って教えだす程のレベルでした。私は話を聞いててひどくイライラしてしまったので外に出てカシャーン行の夜行バスのチケットを買いに行きました。
あまり大きい街ではないので2日もあれば十分見て回れます。昼間は40℃を超えますが無料で水を飲める場所は沢山あるのでペットボトルが1本あればなんとかなります。
夜の街が本当に綺麗なので1泊して2日目の夜に夜行バスで別の街に行く、というのがいいと思います。3日もいるとさすがに長そうです。
今回の旅ももう終盤。夜にヤズドを出てカシャーンに向かいました。ヤズド発のバスはカシャーン市内まで行かない、という話を聞いていたので不安になりましたが疲れていたのでバスに乗るなり眠りに就くことにしました。