イラン旅行記2#4~カラジ/テヘラン~

Snappでカラジの友人宅へ

空港で無事に両替とSimカードの入手を済ませたのでSnappというUberのような配車アプリを使ってテヘランから西に20kmくらいのところにあるカラジの友達の家に向かいました。タクシーと比べて非常に安いのでイランにいた時は非常に重宝したSnappですが、周りに誰もいないような場所にいる場合を除いて自分の居場所を伝えてどこで車に乗るかを運転手と話す必要が出てきます。運転手も英語を話せない人がほとんどのため最初は非常に戸惑いました。

何人かの運転手に電話を切られた後、周りの人に代わりに話してもらうように頼むというのが最適解だと分かりました。たいていの人はSnappのアプリ画面を見せると理解して助けてくれます。空港から50分くらいで友人の家へ。

※Snappの運転手をやってるから乗って行かないか、と話しかけてくるような人もたくさんいますがそういう人はたいてい高い値段を吹っかけてくるのでアプリ経由で見つけた人の車に乗るようにしましょう。出発地、目的地を入力した段階で料金が表示されるので安心です。

友人宅に到着 もてなしを受ける

空港に着いたのが早い時間だったため8時頃には友人宅に到着。彼女と外で会い家でご両親と対面後、朝食をごちそうになる。サラダとGoghと言われるヨーグルトと水とハーブを混ぜたラッシーのような飲み物をごちそうになる。その後しばらく話をしていると彼女の姉と甥が会いに来るとのこと。

彼女の家を筆頭に今回は現地の人の家に泊まることが多かったのですがもう最初から最後まで家族ぐるみでのもてなしを受け続けました。旅先で会った人の祖父母と知り合いになるなんてこと、そんなにないですよね。

彼女の姉と甥が到着後、昼食をごちそうに。Ashと呼ばれる緑色のスープのようなものをご飯にかけて食べました。床にシートを敷いてその上に皿を並べて食べるスタイルが基本です。Ashの写真は彼女に見せてもらったことがあったのですが丸のまま煮込んだレモンが入っていたりと思っていたよりだいぶ酸っぱい。最初は想像と違う味で混乱しましたが少しすると慣れて美味しい。Ashはどこに行っても出て来たので今となっては少し恋しい料理です。少しね。

カラジ初日 Snappで事故る

友人、彼女の姉と甥と街に出てアイスを食べたり小さい博物館を回ったりしていたのですがその際の足も当然Snappになります。SnappはUber同様誰でも運転手になれるのでプロフェッショナルとは呼べないような運転手に当たることもあります。観光客が珍しいからと興奮気味でペルシャ語で話しかけて来て(友人の訳によると「自分の家には水煙草のセットがあるよ」「車を出すからどこかに旅行に行こうよ」等々言っていたとのこと)前の車が止まったのに気付かず追突してしまうような運転手に当たってしまうようなこともあります。渋滞でゆっくり進んでいたので大したことはなかったのですが事故の衝撃ってすごいんですね。手に持ってたサングラスとモバイルバッテリーが吹っ飛んでしまいましたよ。我々はその後すぐに車を降り別のSnapp運転手を呼びました。運転手に興奮気味に話しかけられたら少し無視するなりして落ち着かせてあげましょう。

友人の働く語学学校に行く

2日目の朝に友達が働いている語学学校に行きました。もしかしたら特別ゲスト的な扱いで授業に招かれるかな、とも思っていたのですが受付の横の椅子に座るように言われました。そこで受付の人や講師の子供なんかと話をしていました。やはり観光客が珍しいのか話しかけられます。あと、街中でテンプレ的に聞かれる「名前は?」「苗字は?」「好きな色は?」「何を着ているの?」等の質問はここで量産されているようだということがわかりました。

イランの語学学校はなかなか優秀なようで、後に会って2日半一緒に過ごした人なんかは問題なく英語を話せていたのですが語学学校に通ったのは8か月くらいと言っていました。

シーシャカフェに行く

友達の授業が終わったので語学学校を後にしシーシャカフェに行きました。

地下にあったシーシャカフェ。2時間吸い放題、お茶も飲み放題でお値段€1程。

2時間くらいシーシャを吸いお茶も飲みたいだけ飲んで払ったのはIRR150,000程度。だいたい€1くらいですね。最近開いたカフェとのことですがこの値段設定でやっていけるのでしょうか。やっていたら是非またお世話になります。

カラジで他に行ったところ

カラジのNaqsh-e Jahan Square

「Karaj Naqsh-e Jahan」でググっても何も出てこないのでこんな異名はないようですが行ってみると確かにそれっぽい。イラン旅行中はGoogle MapsのTime Lineが使えなくて写真の位置情報も当てにならず、残念ながらここの情報はないです。ここについて知っている人がいたら教えて下さい。

確かにここだけ見るとNaqsh-e Jahanっぽい

Chamran Park

春に来るとチューリップやバラが咲いているとのことでしたが夏に行ったので芝生がメインでした。その外にも小さい動物園や小さい湖、拾って食べられる桑の実(これはランダムなイベントだった気がしますが)等々があります。それと近くの川に行くと大きめの岩を川に投げている人がいました。

I LOVE KARAJ
お腹を空かせたライオンが
22時頃。すぐに閉まるとのことなので階段上でアイスを食べてその場を去りました

Darbandにて夕食を取りテヘランの友人宅へ

すごいもてなしを受け続けた3日間でした。彼女の家族は全然英語を話さなかったけど親切にしてもらって料理もごちそうになってしまいました。

ただいつまでも留まるわけにはいかないのでサヨナラしてテヘラン北部のDarbandで別の友達と会いました。2年前にも丘の上にあるレストランに連れて行ってくれた、あの人工知能とかサイバーセキュリティ関係の仕事をしていて、認知科学とかにも精通しているあの彼です。 サイバーセキュリティ関係ってことは今現在アメリカと戦っているのかなと思ったのですがそんなことはないようです。

こんな感じのところで夕食とシーシャを嗜みました

2年前写真を撮らなかったことが悔やまれたので今回は撮りました。丘の上のこんなところで彼と留学中のフランス人女性と夕食とシーシャを嗜みました。羊肉と野菜を煮込んだDizzyという料理が最高に美味しく後に何度も食べることになりました。月曜というド平日だったので23時頃にここを出ました。

友人宅のペルシャ猫。生後3か月程とのこと

家に帰るとペルシャ猫がいました。生後3か月程で最近飼い始めたとのこと。「プワァ、プワァ」と猫っぽくない鳴き方でまだ動きもぎこちなかったのですがイランのゆっくり動くやる気のないゴキブリは捕まえていました。

その後イスファハーン行のバスを予約しました。お値段IRR500,000程。2019年6月のレートで€3.5程なので7時間程の移動と考えると非常に安い。

イスファハーンでもまたいい思いをしてしまうのでそれについては次回。