帰国に伴いPCR検査を受けた話
2020年7月にベルリン発イスタンブール経由で羽田空港に到着した際にPCR検査を受けたという話。ベルリン出発時に飛行機がキャンセルになるトラブルに見舞われましたがそれ以外は特に問題なく無事羽田に到着、PCR検査の結果も陰性で現在は自主隔離中です。諸事情でこれから帰国する人の参考になれば幸いです。
空港の様子:ベルリン テーゲル空港(TXL)
ベルリンのテーゲル空港(TXL)は普段の空港の混雑具合ではないものの、入場の制限をしているターミナルもあり入口付近には長蛇の列ができていました。
飛行機が出る2時間程前にターミナルに入れてもらえたので航空会社のカウンターでチェックインしセキュリティを通ります。
預入れできる荷物の上限を超えていたので追加料金も覚悟していたのですがこんな状況だったからか無料で預かってくれました。
スペースなんて有り余っているはずですし。
とはいえ快く対応してくれたトルコ航空には感謝。
機内の様子:ベルリン→イスタンブール
ベルリン発イスタンブール着の飛行機は小さく、シートは3席 x 2列でした。
真ん中の席は基本的にどこも空いていました。
3時間程の短い移動でしたがサンドイッチとおかず一品、スナックと紙パックのジュース、300ml程の水という簡単な機内食が出てきました。
機内の様子:イスタンブール→羽田
イスタンブールから羽田への飛行機は大きく、シートは3席 x 3列でした。
今回はガラガラで、全員窓側に座るという贅沢な空間が広がっていました。
移動時間は11時間程で、機内食は先程と同様のものが2回出てきました。
また、検疫所からのお知らせ、入国後の滞在先の申告書、体調等の質問票、厚生労働省からのお願い、Lineを使った健康確認についての同意書なんかも配られました。
1. 検疫所よりお知らせ 2. リスク地域。どこもダメってことですね 3. 突如現れる申告書(英語) 4. 申告書。こっちを表にした方が 5. 質問票(英語) 6. 検疫所の人が書く書類。なぜこの順番 7. 検疫所からのお知らせ(英語) 8. リスク地域(英語) 9. 質問票 10. 検疫所の人が書くやつ 11. 厚労省からの連絡 12. 厚労省からのお願い 13. Lineでの健康確認にあたる個人情報の利用についての同意書
上の写真の通りなのですが、順番がグチャグチャだったりどこを自分で記入してどこを検疫所の人が記入するのかが分かりづらい資料でした。
1の真ん中の記入欄に見える欄はフェイクで何も書く必要はないので注意。
日本語の話者は4と9、Lineで健康確認を受ける場合は13にも記入しましょう。
ここまで問題なく読めている英語の話者も同様。
着陸後の流れ
19:30到着予定のところ18:30頃羽田に着陸。
着陸後の流れは:
空港内へ移動
↓
PCR検査の説明
↓
機内で配られた資料の提出(子供連れや当日家族が迎えに来る人優先)
↓
PCR検査
↓
公共の交通機関を使わずに帰れる人は帰宅(検査結果は後日連絡)
↓
検査結果を待ってから帰宅する人は待機
といったところです。
※預入れ荷物の受取りはPCR検査後 帰る直前になります
PCR検査
インフルエンザの検査と同様、綿棒を鼻に突っ込んで粘膜をそぎ取ります。
インフルエンザにかかったことがなく検査も受けたことがなかったので楽しみでした。
綿棒自体はそこまで深く突っ込まれなかったのですが鼻に刺さった状態で綿棒をくるくる回されたことで酷く咳込んでしまいました。
あんなに身体が反応するなんて実は綿棒が深く刺さっていたのかもしれません。
ロボトミー患者にでもなったような気分で待機場所へ。
待機場所
自分はPCR検査の結果が出てから家族に迎えに来てもらうことにしたので空港内のロビーで待機することになりました。
ホテルで待機する場合もあると聞いていたのですが、当日説明を受けるまでどこで待機するのかは知りませんでした。
同じく翌日まで待機する人は20人程。
これはこれでいい
空港のロビーで夜を明かしたことは何度もあったのですがこれはこれでいいものです。
21時頃になると弁当が配られました。
これもこれで
周りにはお菓子の自販機くらいしかなかったので助かりました。
水飲み場が思いの外たくさんあります
27:30頃、空港職員にマットとブランケットをもらい床に敷いたのですが結局寝ずに本を読むことにしました。
マットとブランケット
近くに紫雷イオに似た女性がいたのですが本物はフロリダにいるはずなので話しかけませんでした。
検査結果
午後に到着してPCR検査を受けた場合翌日の午前中に結果が出ると聞いていたのですが、思っていたよりも早く8時半頃には職員がロビーに集まって来ました。
朝も弁当が出るのかと思っていたので残念でしたが、そこで名前を呼ばれて個別に結果が告げられました。
陰性であればその旨が書かれたピンクの紙をもらい預入れ荷物を取りに行きます。
その間何回か警備員と遭遇するのでその度その紙を見せる必要がありますが、荷物を受け取り税関を過ぎた後は何の監視もないので大きな荷物がない人は公共の交通機関に乗れてしまうなと思いました。
思っただけ。
その後両親の迎えを待ち帰宅。
厚生労働省からの健康確認
帰国日の翌日から数えて14日間の自主隔離期間中、厚生労働省から健康確認の連絡が来ます。
Lineで質問に答えるか自動音声の電話に答えるか選択できるのですが、日本のSimカードを持っていないとLineでの回答はできないとある職員に言われたので実家で自動音声の電話に答えることにしました。
帰国から6日後、連絡がありました。
下記、聞かれる質問です:
①自分もしくは同居人の中に37.5以上の熱のある人はいるか
→「はい」か「いいえ」、熱を測っていない場合は「分からない」と回答
②自分もしくは同居人の中に風邪のような症状のある人はいるか
→「はい」か「いいえ」で回答
なかなか「いいえ」を聞き取ってくれなかったり、「いいえ」を「はい」と認識してしまって「地域の保健所に連絡を」的なことを言い出したりすることもあるのでイライラしないようにしましょう。
これから帰国する人は、綿棒を鼻に突っ込まれてくるくる回されるのに備えておけば問題ないかなと。