コロナの影響で2020年5月14日から有料化
当ブログに度々登場するCouchsurfing(カウチサーフィン)。旅行者と旅先に住んでいる人をマッチングするサイトで、無料で旅先の人の家に泊めさせてもらったり、自分の住む街に旅行に来た人を家に泊めたりする時によく使っていました。
原則無料で利用できるので去年イランに行った際には宿泊に一切お金を使うことなく2週間旅行ができました。また、現地の人の生活に入り込むような旅ができるので旅人にもそうでない人にもお勧めだったのですが、コロナの影響を受けてここにきて有料化となりました。
「原則無料」とは
自分がCouchsurfingを使い始めた2012年は特に機能が制限されることもなく無料で使えました。寄付という名目で$25課金すると自分のプロフィールの名前の横に緑色のバッジが付き、バッジが付くと格好いいと思う人もいる、という課金制度があるくらいでした。
2017年頃から認証という課金制度が加わりましたが、自分はその時点で何人も旅人をホストしていたので課金することなく一時的な認証を得ていました。
ホストをして旅人からいい評価を受けるとその度に認証の有効期間が3か月延長され、最大1年間まで認証の有効期間を延ばすことができる、という仕組みです。
その他、$20程課金して1年間有効な認証を得るか、認証を得ずにメッセージの送信数等に制限のかかった状態で使うか、という選択肢がありました。
要は「ある程度の人数をホストしている」もしくは「機能制限を我慢する」という条件下で無料で利用できたのです。
それが今回は変わります。
Couchsurfing側からの通知
Couchsurfing側からの通知は一切なく、友人からのメッセージで知りました。
その時は、彼の一時的な認証が切れてしまってメッセージの送信数に制限がかかってしまったのだろう、と思っていたのですがどうやらそうではない模様。
Couchsurfingのブログ記事Couchsurfing Blog ― Couchsurfing needs your helpを見てみると:
- コロナでやばい
- コストカットに努めたり助成金の申請をしている
- 5月14日以降サービスを利用するには$2.39/月もしくは$14.29/年の課金をお願いする(日本のユーザーは¥170/月もしくは¥1000/年)
- 元々ユーザーの96%以上は無料ユーザーで広告収入も月に数千ドル程度しかない
- 大変な決断だったけど今の環境ではやっていけない
いいニュース: - 途上国は課金ナシ
- メッセージ送信件数の制限を撤廃
- 広告を無くす
- 認証にかかる費用を減らす
とのこと。5月14日以降も問題なくログインできていたので友人からの連絡が来るまでこんなことが起きているなんて知りませんでした。
アプリ内で通知を出すとか何かしらの連絡をするべきだと思うんですがね。
と思ったら5月15日にメールが来ていました。自分のフィルタの設定の問題でした。
現状と今後について
友人はもうログインしても課金画面に飛ばされるだけでサービスが使えなくなってしまったようですが自分はなぜか問題なくアクセスできています。
今年の2月末にホストをしたことで来年の2月末まで有効な認証を得たからそれまではログインできるのかな、と勝手に思っています。
※今ログインできていてもプロフィール上の住所を変更するとログインできなくなる、という話があるので注意
ログインできなかったところで旅人からのリクエストなんてここしばらく来てないので当面の間は問題ないかなと。
ただ今後コロナが収束した後、Couchsurfingはどうなっていくのでしょうか。
年間¥1000の費用なんて東南アジアの安いホステル2泊分くらいでしかないですが、新参者には入りづらく、ライトユーザーには留まりづらいサービスになってしまうのでしょうか。
となるとホストもゲストもレビューの連なるヘビーユーザーだらけになってしまうのでしょうか。
個人的には分散型アプリケーションになってレビューによってホスト/ゲストにトークンが配分されるようなサービスになったら面白いかなと思います。
言うだけはタダ。