東京でも5万円台の優良シェアハウスはある

シェアハウスへの漠然とした憧れ的なもの

個人的な話で恐縮ですが8歳くらいからケーブルテレビのある家庭で育ったので当然フレンズ等も目にする機会がありました。本格的に見始めたのは13歳くらいの頃ですが、そのせいでシェアハウスへの漠然とした憧れ的なものをこじらせながら思春期を過ごしたのだなと思います。そのせいおかげでシェアハウス歴が7年程(2020年2月現在)になったのでシェアハウスで生活することについて書きます。

シェアハウスの向き、不向き

スイスで家から追い出された話でも書いた通り、少し追い込まれれば家を見つけること自体は難しくありません。

問題は「他人と同居する上でどこまで妥協できるか」「家に何を求めるか」というところです。個人的には「家は寝るところ」「幸運にも同居人に恵まれた場合は友人関係を築きたい」「最低限の清潔さは守って欲しい」「騒音は時間にもよるがお互い様」という多くを求めない心さえあればいいのかなと思っています。

最高に気が合う」というワイルドカードを出された場合は許容範囲がほぼ無限大にまで広がるのですがそれはそれで面白いところです。

結局のところ、赤の他人とスペースを共有することになるので妥協をすることが必要になるのですが「衝突しようが妥協点を提示して話し合いをする」または「衝突を避けて相手に合わせる」のどちらかができないとシェアハウスに住むのは難しいと思います。

自分の場合基本的には後者なのですが、権利が侵されたと感じた場合は衝突しても意見を通すようにしています。幸い自分の権利を侵害してくるような人はあまりいませんでしたし、そういう人がいた場合は別の家を探したことでよりいいところを見つけることができました。

法人管理のものは避ける

これはエリア問わず言えるものだと思いますが、法人で管理しているシェアハウスは避けた方がいいと思います。

というのも、共用スペースに自分のものを置くのを禁止していたり、友人を招くのが御法度だったりと、細かいルールが決まっているケースが多いからです。

要は「面倒臭い」ということを避けるためです。

また、引っ越しに当たって初期費用、デポジット、その他諸々の費用を取られることがあります。

個人で緩く管理しているところであれば、友人を家に泊めたり、Couchsurfingで見知らぬ旅人を泊めたり、家の中で他の人に迷惑をかけない範囲で好き勝手な事ができることが多いです。

また、初期費用やデポジット等が取られないケースが多々あります。

個人的にはCraigslist等のP2Pのサイトでルームメイトを募集している人にコンタクトを取るのがいいかと思います。

個々のトラブルについて都度都度話し合う必要がありますが普段から管理人や同居人と上手いこと関係を築いていればトラブルは防げます。

練馬の家

東京での仕事が決まってすぐに見つけた家で、発見した翌日に内覧および条件の交渉をして数日後には引っ越しをしていました。家賃は光熱費等々全部込みで52,000円。6畳でバルコニー付きの和室でCouchsurfingで人をホストすることについても3年ほど文句を言われませんでした。

最初のフラットメイトであるアメリカ人、ブラジル人、その後引っ越して来たインド人、その後来た高齢の日本人、留学に来たスリランカ人、等々と仲良くなれたので、家探しの時間を全く割かなかったにもかかわらずリターンの多かった家です。

ただその後、寝室4部屋の1軒家 (風呂トイレキッチンは1つのみ) で計8人も受け入れるという管理人の暴挙を見てもういいかなと思い引っ越しを決断しました。

西新宿五丁目の家

上記の練馬の家を出ることを決断してから2週間程Craigslistを見ていたところ、西新宿五丁目の家でフラットメイトを探している人を見つけました。

その人にコンタクトを取り家を訪ねたところ管理人や家に出入りする人とも仲良くなれそうだったのでその日中にそこに引っ越すことを決めました。

部屋自体は8㎡でしたが1階2階のキッチンやダイニング等、トータルで自由に使えるスペースは大きく、都庁から徒歩15分という立地にもかかわらず家賃は55,000円(光熱費等々全部込み)という条件だったので断る理由は見当たりませんでした。

8㎡もあれば人を泊めることも充分できますし、何より終電を気にすることなく新宿でCouchsurferをもてなすことができるというのは非常に魅力的でした。

個人の優良シェアハウスは沢山ある

家を見つける時にまず不動産屋を訪ねる、という人が多いかもしれませんが、個人でやっているシェアハウスを見つける、という選択肢もあるということを知って欲しくてこの記事を書きました。

闇シェアハウス的なものも当然沢山ありますし、管理の行き届いていないようなところもあるので注意が必要ですが、場所、条件、管理人、同居人を全て自分で検討すると案外掘り出し物件が見つかるものです。

それに何よりシェアハウスで一緒に住んだ人とは強い絆が生まれるもので、家を出た後でも特別な関係を築けるものです。

シェアハウスで家賃を節約した結果、300万円台の年収でも半年間毎月海外旅行に行けたのでそれについては次回書きます。