イラン旅行記#9:イスファハーン最終日
~モスクと広場と現地の映画~

イスファハーン最終日

初日はバス停からの移動と宿探しに難航したため街をあまり見ることはできませんでした。そんなこともお構いなしにイスファハーン最終日。この日はJameh MosqueというモスクやNaqsh-e Jahanという大きな広場に行ったり、ペルシャ絨毯を買ったり、橋を見たり現地の映画を見て過ごしました。短いながらも濃い1日でした。

イラン実質最終日

ええこの日が来てしまいました。翌日は基本移動のみなので自由なのはこの日が最後です。前日はバス停から街まで歩くのと宿探しに時間を取られてしまったので7:30頃に起きて街に出る準備をします。

するとホステルの人から朝食を一緒に取らないかと誘われました。

お言葉に甘えて朝食をいただきました。シンプルで見た目通りの味ですがまあまあ美味しくて、特にパンはたまに食べたくなるような味でした。

朝食。パンにクリームチーズを付けて食べる。シンプルで想像通りの味だけど美味しい

今写真を見返すとこのパンにクリームチーズを塗りたくって食べたくて仕方なくなってしまいます。

Jameh Mosque

ホステルの近所にあったので寄ったJameh Mosque。771年建設のイスファハーン最古のモスクだとか。これを書く際に調べて知ったのですが世界遺産にも登録されているようです。

とにかくでかい。絨毯もとにかくでかい

とにかくでかい。いろんな時代に建てられたり改修された建物が混ざっていてどこがいつの時代に建てられたのか正確に把握できていないようです。

ペルシャ絨毯を購入

興味はあったので手頃な値段でいいデザインのものがあったら買おうと思いペルシャ絨毯の店へ。

ペルシャ絨毯屋。店の人によると編むのに半年~2年くらいかかるのだとか。

店の人によると手作りで編むのに半年~2年程かかるとのこと。多分機械で作ったものを安く売ってるのだと思いますがデザイン的にもサイズ的にもいいものがあったので1枚購入しました。

店員はあまり強く押してこない人の好さそうな人でしたがお釣りを何回も誤魔化してきたので油断してはいけません。

6畳の和室の自分の部屋には置けないので実家へのお土産という名目で実家に置くことにしました。

Naqsh-e Jahan Squareへ

その後Naqsh-e Jahan Squareへ。「世界の半分がそこにある」とかつて言われた場所ですが、現実的には「天安門広場の次に大きい広場」といったところです。

しばらくいても飽きない
馬も集まる広場
マイクが無い時代、演説の声が響くように設計されたとか

モスクやイスラム調の建物に囲まれた大きい広場で、何もしないで座っているだけでもしばらくの時間を過ごせます。昼は暑かったので空いていましたが夕方に帰って来たところバレーボールをしている若者やピクニックをしている家族連れで込み合っていました。

夕方の様子。少し涼しくなったため混んでいました

図らずも再度ペルシャ絨毯屋へ...

しばらくNaqsh-e Jahan Squareを歩き回っていると知らない人から声をかけられました。よくあることなので対応していると知り合いが日本語を話せる人だから一緒にお茶でも飲まないか、と誘われました。

まあ少しくらいならいいかと思って着いていくとそこはペルシャ絨毯を売っている店でした。まあお茶を飲むだけだし、と思いその店にいた日本語を話す方と少し話をしました。

するとやはり、頼んでもいないのに絨毯を広げ始めました。

もうさっき買ってしまったので買う気はない、と伝えるも別に買わなくていいから、と絨毯を広げ始めます。「買わなくてもいいけど、気に入ったデザインの絨毯はある?これとこれだとどっちの方が好き?買わなくていいから」などと言いどんどん絨毯を広げ始めます。

買わないけどこっちの方がデザインはいいかな、と答えるうちに相手もギアを変えてセールストークを始めます。

しばらく話をした後に最終2候補(買わないけど)を選びその場を去ろうとするとなぜ買わないのか問われました。

「今日別の絨毯を買っちゃった」「お茶を飲みに来ただけ」「どっちを買うかの問題の前にそもそも必要かっていう問題がある」等々言いその場を出てきました。

あれは流されて買ってしまう人もいるのではないでしょうか。Naqsh-e Jahan Squareは綺麗で素晴らしい場所ですが話しかけてくる人は大体お店に連れて行こうとするので注意が必要です。

お茶だけ飲んでサヨウナラするようにしましょう。

そうだ、橋を見に行こう

その後は街の南側に橋(Sio Se Pol BridgeとKhaju Bridge)を見に行きました。

Sio Se Pol Bridge
Khaju Bridge

イスファハーンの街の南側には大きい川がありそこを橋がいくつかかかっているのですがこの時期は川が完全に干上がっていました。

そういえばこの旅行中雨が降ったのはPersepolisにいた時の5分程だけです。

それは川も干からびます。この辺りで子供に写真を撮ってと言われ、撮った挙句にお金もちょうだいと言われました。それは無視して彼らと撮った写真も速やかに消し去ることにしました。

そうだ、映画を見よう

もうこの辺りで街の散策にも満足してきたので映画を見に行くことにしました。ペルシャ語の映画で何もわからないようなものがいいと思い20:00頃に映画館へ。

一番最初に見られる映画のチケットを買い20:20頃に席に着こうとするも自分の席がどこかわかりません。

映画の券。値段がIRR80.000なのと20:30放映っていうのはわかりますね

周りの人の協力を得て席へ着き、辺りを見渡すとサブウェイのでかいサンドイッチよりもでかいサンドイッチと1ℓはありそうな飲み物を抱えた人たちが沢山いることに気付きました。

そこで不安になりました。

もしかしたらBollywood映画みたいに4~5時間くらいの映画なのではないかと...もしそうだとしたら映画が終わるのは24時頃か。外を歩いていても大丈夫なのかな...

映画が始まる前のCM

そんな不安をよそに映画が始まりました。

イランに来て1週間も経つので映画内で見る風景にも見覚えがあり不思議な感覚になりました。

また、開始数分でどうやらコメディ映画のようだということが分かりました。

会話の内容は全くわかりませんが間の空き方などで笑えるようなところがあり安心します。

あとは映画の中の音楽に合わせて手拍子をしたり立ち上がって踊りだしたりするような人がもいたのには驚きました。

確かに公共の場での踊りが禁止になるとこういう場で(映画館は普通に公共の場ですが)踊ったりするようになるのですかね。

海外で映画を見るとこういうことがあるのでお勧めです。

そうだ、ホステルへ戻ろう

なんだかんだで映画を楽しみ外へ出ると22:30頃。

この時間にイランで1人で外を歩いたことはないので少し不安になりながら大通りに出ると街灯があり明るく、人もたくさんいたのでまあ大丈夫だろうと思いNaqsh-e Jahan Squareに寄りました。

そこで会った人と24:00頃まで話してからホステルへ向かいました。

翌日は早起きしてバス停まで10km程歩かなくてはいけないので早めに寝ましたとさ。