イラン旅行記#3:テヘラン
~テヘランに到着!両替やSimについて~

成田空港へ

成田発、夜の飛行機だったため午後に起きて荷造りを開始しました。荷造りにはまったく時間がかからないことでもおなじみの自分なのでギリギリまでダラダラしてから必要最低限のものだけカバンに詰めて家を出ます。

ドーハに到着

成田空港を出てしばらく飛行機に乗っているとハマド国際空港(DOH)に着陸しました。朝5:30の割には非常に暑くて湿度も高くて参りました。

周りを見渡すと石油王みたいな格好の人とラビみたいな人が一緒に歩いていたりと今までに見たこともないような異国情緒が目に飛び込んできました。

ヒジャブで髪を隠してる人や全身を黒い布で覆ってる人なんかもいてイスラム圏に来てしまったのだなということを実感しました。

そんな中に2時間程身を置いた後飛行機に乗り昼前にはテヘランへ。

テヘランに到着

テヘランのエマーム・ホメイニー国際空港(IKA)に到着。まあ普通の空港だな、ドーハよりは暑くなくて快適だなと思いながら特に問題もなく入国審査、税関を通過しました。

ここでふと「あれ?イランってガムは禁止されてるんだっけ?」という疑問が湧いてきたのですが、近くにいた人が空港内にもかかわらず唾を吐いていたので気にせずガムを口に放り込みました。

両替:非公式の単位トーマンに戸惑う

街に行くのにまずは両替をする必要があるので両替所を探して空港内を歩きます。この時点でタクシー運転手からしつこく話しかけられました。

友達が迎えに来るからいいですと嘘をついて両替所へ。事前に調べたレートは€=38,000リヤル程だったのに両替所でのレートは€=42,000リヤルだったので適当だなと思いつつも文句をいう理由もないので黙って両替を済ましました。

また、正式な通貨はリヤルなのですが数字が大き過ぎるので10リヤル=1トーマンとしてトーマンの方が広く使われているようです。

最初の方は買い物する時に「1000」と言われてお、安いなと思って1000リヤルを出すと溜息を返される、と言うことが多かったのですが「1000」とは1000トーマン、つまり10,000リヤルのことなのです。

また、街に出ると、「1000」とすら言わずに「1」と言ってくるところもありました。この場合、「1」は「1000トーマン」、つまり「10000リヤル」となります。

というか街中で「1トーマン」と言われたら、それはつまり1000トーマン = 10,000リヤルだなと解釈するようにしました。

相手がかろうじて英語で数字を伝えてくれたとしてもこの変換を自分でしなければいけないので最初は戸惑いました。

Simカードを買うも・・・

次にSimカードを買います。空港内で5$/3GBのものを買えたので早速携帯に入れて設定をするもなかなかネットに接続されません...

ええ、私のスマホはSimロックされていたようです。

これで予定がいろいろと狂ってしまいました。空港のWi-Fiは使えるのでとりあえずCouchsurfingのホストに連絡を取りました。

もしかしたら使わないスマホがあるかもしれないと淡い期待を抱くも生憎そんなに都合よくスマホが余ってるわけもなく。

さてどうしましょう。ポケットWi-Fiを買うという選択肢もありますが本体と通信の契約で€100程と微妙な値段を吹っかけられてしまいました。。。

ネットは諦めることに

結局ネット環境は諦めてホストの家に向かうことにしました。

お盆時なので日本での仕事もそんなに忙しくないだろうし地図さえあればなんとかなります。それにカフェにでも入ればWi-Fiもあるでしょうし。

ただここでまた問題が発生します。地下鉄の切符を買おうにも駅員が英語を話せない様子。しばらく困ってると若者二人組が話しかけてきます。

とりあえずダウンタウンに行きたい旨を話すと切符を買うのを手伝ってくれました。どうやら片道一律1,000トーマン=10,000リヤルとのこと。

大体25セントなので痛くもなんともありません。ただ電車が出るのは1時間後とのこと。これは非常に痛いですが仕方がないので待つしかありません。

やっと移動するも・・・

1時間後、先程の若者達とまた会ったので一緒に移動をすることにしました。

タジキスタンとキルギスの人のようで、一人は学生、もう一人は働いているとのことです。二人共コーランを全部暗唱できるとか。

同い年くらいに見えましたが20代前半とのこと。人の年齢とはわからないものです。

長いこと話をしていたのですがなかなか目的地に着かず、ホストと18時に約束をしていたのに駅に着いたのは18:30頃。加えてその駅はホストの家の最寄りかどうかも分からない駅なのでホストの家までどれくらい離れているのかもわかりません。

ネットも通じません。

不安になりながらもmaps.meを開くと自分の現在地が表示されているではないですか!どうやらネットに繋がっていなくても自分の位置がわかるみたいです。これには救われました。

ホストの家も1時間少し歩けば着くようなので一安心です。

日が沈んじゃうんじゃないかという不安と、急にモスクが現れるような街並みを歩く興奮の両方を感じながら歩いていたら家の前に到着しました。一時間半くらい遅れたものの、まだ日は出てるし家の前に辿り着きました。

家に到着するも・・・

ホストの家の近くに辿り着いたはいいのですがホストがどの建物に住んでいるかがわかりません。

というのもペルシャ語で建物の番号が書いてあったからです。

幸運にも近くに若い女性がいたのでホストの住所を見せたらどの建物かを教えてくれました。教えてもらった通りドアベルを押しましたが反応がありません。

まだ彼女らが近くにいたのでホストの電話番号を見せて電話してもらったところ、ようやくホストと連絡が取れて建物に入れました。

ホストの家の中へ

彼女は料理をしていたのですが一旦中断してお茶を入れてくれてしばらく話をしました。

ここに来る途中に鼻を怪我してる人が沢山いたけどなんで、とかお酒は本当に誰も飲まないの、とか、ダンスしたら罰せられるって本当、とか夜一人で歩いたら危ないの、とかVPNについて公の場で話しても問題ないの、とか疑問に思ったことを一通り聞きました。

・鼻を怪我してる人が多いけどなんで?
⇒怪我してるのではなくて美容整形。鼻を小さくしたい人が多いのだとか

・お酒について
⇒お酒を入手するルートがあるようで家では飲んでる人もいるとか

・ダンスについて
⇒これもハウスパーティ等、公の場でなければ問題ないとのこと

・夜の一人歩きについて
⇒勧めはしないけど特に問題ないとのこと

・VPNについて
⇒多分政府の人も使ってるくらいだから別に公の場でその話をしても問題はないとのこと

・ポケモンGOについて(イランでは禁止されていると聞いたため)
⇒禁止はされていない、彼女もやっているとのことで見せてもらったらAR上のモンスターにボールを当てるとコインをもらえる、というゲームでした。

タイトルを見たら”PokomonGO”と書いてありました。自分のスマホでポケモンGOを起動させて見せたところ「このゲームは知らない」とのこと。

彼女と話をして

彼女と話をして思ったのは、人の意識としてはビックリするような違いはないということ。

彼女のルームメイト(こちらも女性)は家ではTシャツにショートパンツでヒジャブも着けてませんでしたし、プライベートな場では比較的緩そうなので一安心しました。

今までCouchsurfingでゲスト側に回ったことありませんでしたが初日は誰かにホストしてもらっていろいろ質問をするとその後の旅が大分ラクになると思います。

少し長くなってしまったのでテヘランその後は次の記事に書くことにします。