イラン旅行記#10:イラン最終日
~空港に辿り着けず不安になるも助けられる~

イラン最終日

早起きしてイスファハーンを出発してテヘランに到着。地下鉄で空港まで行こうとしたのですがなかなか辿り着けず不安になっていたら現地の若い女性に助けられました。

イスファハーンを出発

この1週間の旅行で良い思いばかりしていたのでイランを出るのが辛かったですが帰らなかったら帰らなかったらビザ等の関係でもっと辛いことが起こりそうなので早起きしてホステルを出てテヘランに向かうことにしました。

チェックアウト時に宿泊費に間違いがあったとのことで追加で$10程払うことになりました。その際のお釣りを誤魔化されそうになりましたがそれは慣れっこなので両替レートを見せて正しい額を返してもらいました。

それから3時間程歩きバス停へ到着したのは11:00頃。

そんなこんなでバスに乗り20分程。随分と見慣れた光景が目の前に迫ってくるなと思ったらどうやらホステルの近くにもバス停があった模様。

イスファハーン行の長距離バスですが、普通に街の中でも止まるので少し離れたところで一度バスが止まっても少し我慢して下さい。

テヘランへ到着するも…

イスファハーンを出てから7時間半程、18:30頃にAzadi Towerの近くのバス停へ到着しました。

夕方にも来たいなと思っていたので嬉しくなりました。夕方に見るAzadi Towerも綺麗でしばらく見ていたかったのですが地下鉄に乗り空港へ向かいました。

しかし途中の駅までは行けるのですがそこから行き先が2つに別れていて空港側に行けない、という現象が発生しました。

分岐点に戻り再度地下鉄に乗る、ということを何度か繰り返したのですが空港側には行けず...駅員に聞いてもさっき乗った電車にまた乗れと言うだけで助けてくれず。

周りにいた人に聞いても「空港には地下鉄では行けないからタクシーに乗りなさい」と言い出す始末。

いやいや、空港から街までは地下鉄で来たんだけど、ということを言ったところでどうにもなりません。

少しすると若い女性が話しかけてくるので事情を伝えます。

すると彼女もさっき乗った電車にまた乗れ、と言い出します。

同じことを何回か繰り返したけど空港には行けなかった、と伝えると空港まで連れて行ってくれる、とのことです。

お言葉に甘えて一緒に地下鉄に乗ります。その間話をすると、男性の写真の写真を見せてきました。男性の写真はお墓の上にあり、その写真を見せてきました。

どうやら、その男性は運転中の落石事故で1年程前に亡くなってしまったようで、その日がその人の誕生日だったのでお墓に行ってきたのだと言います。

車に乗っていた時に岩が落ちて来た、と聞いてマリオカートのどこかのコースでの落石およびその後紙のようにペラッペラになってしまう、というシーンが思い浮かんでしまったことが申し訳なかったのですが何もできませんでした。

西洋の人が相手であればハグをする、という手もありましたがイスラムの女性を相手に公共の場でハグはできないのでひたすら相手の話を聞きました。

その後分岐点になっている駅で地下鉄から降り、次の電車が空港に行くとのことなのでその電車に乗りました。

その際にInstagramのアカウントを聞かれたのでアカウントを交換して別れました。無事その電車で空港に着いたので彼女にお礼のメッセージを入れチェックインをしましたとさ。

イランに行って

行く前はあまりいい印象がなかったイランですが行ってみると印象はかなり変わりました。

治安も良く人は基本的に親切で街も綺麗水もどこでも飲めて公衆トイレも無料物価も安く食べ物も美味しい、と旅行をする上でいい事ばかりでした。

最終日に空港に無事に着いた時は安心すると同時に寂しさも覚えました。

一度旅行に行った国に再度行くことはあまりないのですが、きっとイランには戻ってくるのだろうな、という予感がしました。

ということで2019年の6月~7月にもまたイランに行きました。2017年8月~2019年8月までに他の国にも行きましたが次回もイラン編です。